沖縄県立知念高等学校

学校案内

❒学校の概要

 本校は紺碧の空の下、上の森を背に、雄大な青い海原の中城湾を身近に眺望できるところに位置し、今年75年目を迎える伝統校です。 本校は昭和20年(1945年)11月16日知念市志喜屋区(20日間)に創立、開校式が挙行されました。 その後、戦後の混乱の中、同市百名区(4ヶ月)玉城村親慶原区(5年11ヶ月)へと所在地を移転、昭和27年(1952年)2月17日与那原町に落ち着き、現在にいたっています。 当初、男子部・女子部と分離していましたが、昭和22年(1947年)男女共学になり、昭和23年(1948年)旧制高校4年制から新制高校6・3・3制へ移行、 昭和31年(1956年)夜間定時制を設置(昭和49年(1974年)廃止)、昭和47年(1972年)琉球政府から沖縄県立へと幾多の変遷を経てまいりました。 87名でスタートした生徒も平成26年度末現在、卒業生は26、640名に達し、建学の精神の下優秀な人材を輩出し、県内外の各界角層で活躍しています。

 平成27年度は、70周年記念事業として、学校バス購入、トレーニング機器の購入、全クラス分テント購入、吹奏楽楽器購入等が行われました。

 また、平成10年度に図書館の改築や大型バスの購入、平成11年度に校舎の改築や大型バスの購入、平成12年度LL教室、コンピュータ教室の整備、 平成14年度に家庭科棟の改築、平成17年度に運動場の改修、平成20年度より芸術棟が竣工されるなど年々教育環境の充実が図られています。

 歴史的にも伝統と誇りのある進学校として脚光を浴び、地域に根ざした教育活動の実績も多大であります。

 本校は校訓「和衷協同」を根幹として、1人ひとりの生徒を大切にする教育活動を推進し、自ら学ぶ態度と主体的行動ができる生徒を育成していくことに力を入れています。 さらに、全職員の指導体制で学校の活性化を目指すと共に基礎学力の向上に努めています。

❒教育目標

「意欲に燃えた、節度ある、心身ともに健全で、創造性豊かな、逞しい人間の育成」
1. 自他の命と人権を尊重できる心豊かな生徒の育成に努める
2. 「文武両道(文武一体)」をめざし、「知」・「徳」・「体」のバランスのとれた生徒の育成に努める
3. 保護者・同窓会・後援会・地域との連携を密にし、教育活動の充実を図る

❒校章・校訓

 沖縄で初めて稲が植えられたのは、南城市玉城字百名の受水走水(ウキンジュハインジュ)といわれ、本校はその地の高台に建てられました。 実るほど垂れ下がる稲 穂は謙虚な態度を意味し、周りを囲む桜花は、若さと情熱と純真な心を意味し、枯渇することのない若々しい無限の創造精神を象徴しています。 全校生徒から募集し、仲西ゆき子氏(2期生)のデザインで1946年 6月11日に制定されました。 現在の校章は、安次富長昭氏(4期生)により1995年10月にリ・デザインされたものです。

校章

❒和衷協同

 紀元前に書かれた中国の古典『書経』に由来し、「心を同じく して、共に協力し活動する。」という意味です。